HPVワクチンについて

       

9歳~14歳のHPVワクチン(シルガード9):「2回接種」への移行について

いつも当院をご利用いただき、ありがとうございます。

当院ではこれまで、子宮頸がん予防のためのHPVワクチン(シルガード9)において「3回接種」をご案内してまいりました。

しかし近年、海外から大規模な疫学データが集積され、9歳~14歳においては「2回接種」で十分な予防効果が得られることが医学的に実証されました。これを受け、当院でも最新のエビデンスに基づき、今後は原則として「2回接種」を推奨することといたしました。

これは3回接種された方には影響なく、十分な効果があることがかなり以前から証明されていますのでご安心ください。

コスタリカで実施された大規模試験(ESCUDDO試験)において、接種回数ごとの有効性が直接比較されました。発がん性HPVの持続感染に対する予防効果(有効性)は以下の通り報告されており、2回接種は3回接種に対して統計学的に劣らない(同等である)ことが証明されています。

  • 3回接種群の有効性: 97%以上
  • 2回接種群の有効性: 97%以上

このように、少ない接種回数であっても予防効果が低下することはなく、3回接種と同等の極めて高い効果が立証されています。

  • 【出典】 The New England Journal of Medicine(2025年12月発表)

【接種スケジュールについて】

  • 対象: 1回目の接種を「15歳の誕生日の前日」までに受ける方
  • 回数: 合計2回
  • 間隔: 1回目の接種から「6ヵ月」以上の間隔をあけて、2回目を接種します。