SIDS(乳児突然死症候群)とは健康な乳児が事故や窒息ではなく、眠っている間に死亡する病気です。生後2-4ヶ月の乳幼児に最も高率に発症し、6ヶ月を過ぎると少なくなります。日本では1才までの乳児死亡原因の2位になっています。

季節としては冬に多く、時間的には明け方が多いです。原因は分かっていませんが、体質・環境・時間的要因が重なって呼吸中枢の働きが弱くなるのだろうと考えられています。

SIDSは 「うつぶせ寝にしない」 「両親がたばこを吸わない」 「母乳で育てる」 事によって発生率を低下させる事が出来ます。また、冬場の暖めすぎもよくありません。

赤ちゃんを寝かせる寝具は固めの材質にしましょう。やわらかいマットレスや布団は寝返りが十分できない赤ちゃんには窒息の原因になる可能性があります。添い寝も同じく赤ちゃんを大人が寝る柔らかい布団やベッドに寝かせるのはよくありません。

SIDS に関する厚生労働省の報告書はこちらです。 http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1006/h0601-2.html