こどもの新型コロナについて

       

小児科学会の考え方を転載します。2020年5月22日に発出された『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜「学校の新しい生活様式」〜』の内容を踏まえ、学校内での感染対策を続けていくことが大切であると考えます。しかしながら、学校での感染症対策を徹底したとしても新型コロナウイルス感染のリスクをゼロにすることは不可能です。小児では成人と比べて軽症で、死亡例も殆どありません。小児の COVID-19 は殆どの場合、成人と比べて軽症であることから、経過観察または対症療法で十分です。SARS-CoV-2 は鼻咽頭よりも便中に長期間そして大量に排泄されますので短期間の隔離はあまり意味がありません。

現時点(2020 年 5 月 7 日)までの知見からは、インフルエンザの場合とは異なり、COVID-19 が学校や集団保育の現場でクラスターを起こして拡がっていく可能性は低いと推定されます。休校や休園による感染拡大防止効果は諸外国でも認められていません。お年寄りは非密接の生活様式を続けるべきですが、こどもはのびのびと運動し、学ぶ機会を与えるべきです。